師走とはよく言ったものです。でも、この意味が分からない若者も多いでしょうね。
税理士にとっては、まさに事務所全員が走らなければできないほどの事務をこなす月でもあります。
さて、今年もあとわずか、皆様にとって良い年でしたでしょうか?
弊事業承継支援室も、全国の先生方からの要請で、10件ほどの案件を処理しました。
病気や高齢のために事務所を手放さなければならなかった先生が、ほとんどでした。
しかし、60代前半で、そろそろ税法が頭に入らなくなってきたといった理由で、バトンタッチした先生も。
すでに承継先も決まり、来年の承継を目標に事務所経営に精進されている先生もいます。
事務所の成績が落ちた所で承継するのは、自身の沽券に係わるとして、営業に精を出されています。
ここ数年で承継したいと、承継候補者と面談されて、その結果、早く引退したくなったという先生も。
なかにはニセ税理士をしていたが、もう疲れた、といって承継先を要望された方もいます。
父親の税理士が遺した事務所のお客さんに、十分なことができないと悟ったことからの、承継話でした。
こちらの方は有能な方で、承継した先生も大歓迎。早く辞めたいというのを、引き留めるのに一生懸命。
弊支援室にも「本当にいい人を紹介してもらいました。感謝です」。そんな言葉も届けられました。
今も病気と闘い、承継すべきか否か、悩まれている先生もいます。
不治の病との戦いですが、先生不在で事務所運営にも問題が出始めていますが、さてその決断は?
当支援室には常に10件ほどの案件が同時進行で進んでいますが、交渉の進展はタイミング次第。
4年前にお会いし、いま交渉の真っ最中という先生もいます。
今年になって、全国の先生から”譲り受け希望”が増えました。
承継を希望される税理士さんは、当支援室にもご登録いただいています。
もちろん、登録は無料ですが、残念ながら税理士さんすべてに案件情報をお伝えすることはできません。
譲り渡し希望の先生より、引き受けたいという先生の方が圧倒的に多いからです。
そんななか、3年前に登録いただいた税理士さんと、同じ支部の先生から承継希望の連絡がありました。
その先生は同じ支部の先生が良いということで、面談の結果、2度お会いしただけで決まった案件も。
昨日契約が決まった案件も、1昨年に登録いただいた先生の近くの先生からの譲り渡し希望でした。
こんな事例が多いので、どうか、ご登録いただいた先生方、我慢強く、お待ちください。これも縁ですので。
来年も良い年でありますよう願って、今年のブログの最終回とします。
来年は1月7日よりスタートします。
事業承継支援室長
大滝二三男
緊急なご連絡は、09014244594 または e-mail fumio-o@np-net.co.jp にお願いいたします。お正月でも構いません。