中小企業にとって、税理士は相談相手として最適と考えている傾向が強い。
だから、税理士は巷にあふれている経営・ビジネス書を盛んに読んでいる。
確かに、経営計画などを盛んに研究し、顧客のニーズにこたえようという先生は多い。
それだけに、パソコンソフトなどのうち、経営計画などに関するものは必ず、事務所に備えてある。
かつて事業しょうけいのお手伝いをした事務所の職員全員が経営計画ソフトをマスター。
もちろん、先生もお客さんにあった経営計画を作成し、大いに企業の成長に貢献した。
しかし、事務所の経営に関するその手法は、すべて我流で、自らが編み出した手法。
小さなん税理士会なら、ほとんどの税理士が支部の役員となる機会があり、研修会も盛んに行われている。
その場では、自らの税理士事務所の経営に関する話題は、ほとんど出ない、いやまったくでないという。
時候の挨拶や健康のチェックなどの話を終えると、さっそく当日の議題の消化となる。
「確かに、税理士同士では経営の話はないね。他の税理士はライバルばかりだからね」
そうなですね。お互いが商売敵なんですね。その相手に商売がうまくいくなんて話はできませんよね。
「こんなことをやったら、お客さんが倍増した!」同じやり方をされたら、お客だ減っちゃうとでも。
長年、税理士さんと付き合っていますが、個人事務所の先生は経営の話はしない傾向が強いです。
それに対して、大型の税理士法人の経営者が数人集まると、お互いの経営話に花が咲きます。
そして、その問題点をお互いに率直に話し合います。
お互いが自信がありますから、どしどし反論もします。お客を盗りあう間柄ではないのですね。
経営計画の話にしても、今年は計画通りいっているとか、計画倒れになりそうだとか、率直です。
そんな仲だから、互いの経営話を素直に話すことができるのでしょうね。
個人事務所の所長さんにも、こんな明け透けな経営の話題を話し合って欲しいものですね。
事業承継支援室長
大滝二三男
9月25日、弊社セミナールームで「税理士事務所の事業承継セミナー」を開催します。
参加希望者は フリーダイヤル 0120800058 e-mail gumio-o@np-net.co.jp
に、お申し込みください。