フランスに「すべてのものには適した“時”がある」という諺があるそうです。
これは先日NHKの報道番組で知らされました。
その番組は不妊症に悩む女性とその治療などをを取り上げたものでした。
そこで初めて知らされたのが、”卵子の老化”ということ。
最近でこそ、不妊症の原因は男性にも責任があること、つまり精子が少な過ぎたりすることが分かってきました。
しかし、男は自分に責任があるとは思わず、妻とともに病院での検査も拒否する傾向があります。
そこで、すべてを状勢の責任とする風潮が強く、なかには子供ができないことを理由に離縁されるケースも。
先日の番組では、このような風潮のなかで、女性の結婚年齢の高齢化に伴う、子作りの遅れを指摘。
女性は生まれた時からある一定のカズの卵子を持ち、その年々減り続け、増えることはないといいます。
この点は、わが女房も初めて聞いたと言います。もちろん、私も初めてです。
さらに、歳とともに卵子も老化し、高齢出産は、様々な障害を産むの可能性が高くなるというのです。
これらの情報を知らない女性たちは、精一杯働いて、その後に結婚、出産に備えるます。
ところが、30代後半になると、卵子の老化で、受精後に細胞分裂ができず、出産まではたどり着かない。
もちろん、出産できない可能性が高くなるだけで、すべての人が光栄出産がダメになるわけではありません。
しかし、不妊症に悩む女性の多くにこの傾向が見られると言います。
この情報が、中学や高校の教育のなかで知らされていれば、早く結婚出産に望んでいたのではないか。
フランスやドイツでは、はやくからこの卵子の老化が教えられ、不妊治療も20代後半から始められている。
もちろん、男性も不妊治療には積極的で、自らの精子の状態などもチェックすることは当然の義務としている。
併せて、出産時と同じように不妊治療の際も付き添う、日本ではまだまだの後継だ。
日本の取材陣がフランス人にあった際に出た言葉が、冒頭「すべてのものに適した時がある」であった。
これをわが業界に置き換えてみると、やはり同じことが言えそうだ。
事業承継する際にも、「適した時」があるし、税理士さんもその腹を決めなければならない時が来るはず。
それにしたも、このNHKの番組が、教育題材として広く使われることを願う。
今回はこれまでとはかなり異なった内容のブログになってしまいました.。お許し下さい。
事業承継支援室長
大滝二三男