「職員が年金をもらえるようになるまで頑張りますよ」
税理士事務所経営50年の大ベテランの一言です。
年金をもらえる歳と言えば、65歳。
上場企業では、とっくに定年を迎えた年齢です。
でも、会計事務所ではまだまだ現役です。
経験がものをいう仕事で、経営者にとってもなじみの会計事務所職員とは話がし易い。
長年の付き合いで、顧問先の事情に精通していれば、その企業の経営者も安心というわけ。
先生とともに仕事を続けていれば、定年をオーバーしても十分戦力して働けます。
このように、多くの会計事務所で、定年を設けていないことも事実。
職員が65歳で年金が出るようになれば、仕事量を減らしていくこともできるのが会計事務所経営。
経営者たる税理士さんがその気になれば、100歳になっても仕事ができる。
しかし、体もそして気力も続かなくなるのも必定。
引退の時期を、職員の年金支給時期にするのは、一つの区切りかもしれませんね。
事業承継支援室長
大滝二三男