こんな話が飛び込んできました。新型インフルエンザの診断ミス(?)で会計事務所のアルバイト君が孤独死を遂げたというのです。
数週間前の金曜日、このアルバイト君、高熱を出し、事務所の職員の勧めもあって病院で診察を受けましたが、風邪ということで、調剤してもらい家路につきました。
翌週の月曜日、アルバイト君お姿がありません。携帯に連絡しても、返答がなく、職員がアパートに駆けつけましたが、鍵がかかっていて中には入れません。
家主に連絡しても、家族や親族がいなければ勝手に開けるわけにはいかないということで、職員総掛かりで親族を探したそうです。
ここで、就職の際の履歴書などがあるはずと思いきや、アルバイトということで家族などの保証人をつけない状況で、父親の職業なども分からず。
もっとも、就職に際して、親や兄弟の勤務先などを聞くのは今の法律では御法度。それゆえアルバイト君の親類縁者もさっぱり分からず、親族捜しにも四苦八苦。
やったのことで親族を探し出し、部屋に入ってみると、アルバイト君は虫の息。風邪で孤独な死を迎えていたわけで、これが誤診かどうかは分からないが、、
それにしても現在の就職に関して、あまりにも家族等の情報を、個人情報保護法のなのもとに厳格に規制しすぎではないか。災害等の場合も混乱が続く。
この孤独な死を遂げたアルバイト君の父親はさる東北地方の税務職員だったことが後に判明。父の仕事から税理士を目指し、国立大学まで出たのに、風邪で死ぬとは、
合掌。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。