アトピー性皮膚炎で悩んだいる人も少なくないが、孫が苦しんでいると言う人のも。
初孫がアトピー性皮膚炎になり、祖父そして祖母もいい薬はないかと東奔西走。
いい水があるといわれれば、その水を求め、温泉がいいといえば温泉水を買い、
いい布団があるといえば、高額ににもかかわらず、買い求める。
地方にいいお医者様がいると言えば、何日も泊り込んで、診療を受けさせ、
それでも治らず、両親は心身ともにクタクタ。そしておじいちゃん、おばちゃんも。
筆者の息子も中学生の時に発症し、ステロイド治療をしていたがこれを止め、
自然治癒力を信じて温泉療法を取り入れることにした経験があります。
ステロイド薬を止めると、それまでの反動で症状は激しくなり、痒さも増し、
それでも温泉の効果が出たのか、痒みなどの症状も若干和らいだことも。
しかし、大学生2年生の夏、コンビニでアルバイトをしていたが、私のゴルフ仲間が
「食べ物を扱うコンビニは辞めさせたほうがいい」と言う。
そのときの息子の顔は、皮膚が破れ、頬は包帯で覆っているものの、血がにじむ状態。
そのような姿でコンビニの店員をしていたのでは客に不快感を与えるとの趣旨。
余計なおせっかいと放っておいたが、子供自身が辛くなってアルバイトを辞め、
学校が始まってもしばらく自主休暇。やはり思春期に頬が血染めでは仕方なし。
それから10年経ち、今は限定的にステロイドを使用する医師の治療を受け、
風呂上りに保水用の薬を使用する程度まで回復。長い道のりはこれからも。
こんな経験からお孫さんのアトピーの話を聞くと、ついつい身を乗り出す始末。
先だっては、税理士さんの息子さんが症状がきつく、税理士試験を断念した話も。
病は気からとは言うが、このアトピーはそんな代物ではないだけに、
一日も早い完全治療法を見つけて欲しいし、できればノーベル医学賞物だと思う。
事業承継支援室長
大滝二三男