税理士さんから過去数百件のご相談がありました。
それも事業承継の相談が一番で、仲介によって新たな船出をされた方も今年も十件を超えました。
なかには相談だけで終わった例も、もちろんあります。
腹が決まらないので、後日ご連絡をします、といった例です。
相談の中身に関しては、これまたさまざまです。
しかし、何の相談でも同じでしょうが、相談される方は自分なりの結論を持っています。
そのうえで、相談をされます。
相談にのり、その判断を下す際には、様々な条件をお聞きしなければなりません。
相談者は、自分に有利なことしか話されないようにです。
税務相談でも同じだと、昔税務署の相談官が話していたのを思い出します。
そうなんですね。相談者の有利になることだけを判断材料にすると、答えは間違います。
電話などですと、そこまで詳しく聞き出すまでには、一回の電話だけでは到底無理。
何度も電話をいただければ、徐々に状況が分かってきます。
そうでない場合には、一般的な回答で話は終わってしまいます。
残念ですが、仕方がありません。
客観的に答えを出すには、やはり文書でいただくとか、直接お会いするとかが必要になります。
そのためには、お互いに時間も必要ですし、費用も掛かります。
相談の際に、ご自身の状況を客観的に見極めて。話していただけるのが一番いいでしょうね。
でも、そこができないから相談になるのかもしれませんね。
今年もあと10日、頑張りましょう。
事業承継支援室長
大滝二三男