税理士が有益と判断した経営に関する情報は、それなりには活かす方法はあるはずだと中小企業の誰しもが考える🤔。
ある地方の税理士が、出入りしている信用金庫の職員から、中小企業が使える給付金の話を聞かされた。
コロナ禍で中小企業は軒並み前年実績を大幅に下回り、給与を払うのにも四苦八苦している状況だった。
それを少しでも下支えできる資金を政府から借りられると言うのだから、まさに神様からのお恵みだ。
早速制度を調べて見ると、顧問先のほとんどが利用でき、返すまでの期間も長く、場合によっては返さないことも可能。
そこで、顧問先の担当者を総動員し、早急に制度の存在を知らせ、可能な限り借りるように指導を徹底した。
職員の給与が支給できないでいた顧問先にとっては、まさに天からの恵み、経営者としてこんなにありがたい物はない。
さらにその情報について、顧問契約していない中小企業にもアドバイスする。
その税理士事務所から情報を提供された経営者にとって、顧問契約している事務所に対する信頼はがた落ち。
まとめ
再契約時には、信頼を勝ち得た事務所に駆け込むことになるのは、当然の帰結、営業に力を入れた事務所の勝利。
そんな事務所を経営する税理士の笑い声が聞こえてきそうだが。隣の事務所の先生がほくそ笑みを浮かべているかも。