昨日の延長ですが、名義借り事務所(?)の大将が職員であるという事例もあります。
税理士事務所は、先生が高齢でなおかつ、自らの意思も明確にできない状況でも官の命令でつぶされることはありません。極端に言えば、寝たきりの生活が続き、日々の判断ができないような状況でも事務所は存続できます。
実はこれをよいことに実力のある職員が、所長に代わる税理士として国税OBの税理士を頼みに実権を振るい、OBの税理士さんが法人税などが不得手な場合には、悪態をついて辞めさせてきたといいます。
確かに法人税等についてはこの職員非常に強いといい、実務にも20数年のキャリアが物を言っているといいます。他の職員もこの 職員の言いなり、文句を言おうものなら所長のように君は首だとなるという。
もちろん、税理士事務所は家業ではないから、運営をしている職員がうまくやってくれれば所長家族も安心して生活できるというもの。だが、職員があまりに権力を振るうとなると問題。
こんな話は事業承継の事業をやっていなければ分からないこと。もちろん、所長先生の家族としては情けなくて話はできないでしょうね。でも、話さなければいけない状況にもなっている方も多いのですね。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。