会計事務所の事業承継をやっていていやな話が時々耳に入ります。
「だまされた」というものです。
誰にだまされたかと聞きますと、「長年この業界にいた人だ」
という答えが返ってきます。
「今でもだまされる人がいるんだ」と妙に感心しますが、とんでもない話です。
昨年も合計1,600万円だまし取られ、ご相談に来られた税理士さんがいます。
「相手が見つかり、すぐにもお金が必要です」という連絡があり、それに応じて現金で数百万円手渡したという。それも領収書もなしで。
だまされるほうもだまされるほうですが、”詐欺師”はいつもそのような人を狙っているのです。
先日もその”詐欺師”の片棒を担ぐ結果になっいた方から連絡をいただいたが、その“詐欺師”の紹介で数人の税理士と面談したが、金銭の授受がなかったかどうか被害者から詰問されたという。
だまされたほうは当然、グルだという認識で問い詰めたのでしょうが、その方は一切金銭は受け取っていないことが判明し、疑いは晴れたという。
しかし、このような話はいつ起こるか分からないので、当ブログをお読みの皆様には十分注意が必要であることを改めて認識していただきたい。
特に地方においては情報が不足しがちですので、先生同士の情報交換を頻繁に行い、被害に遭わないようお願いしたいものです。
以前にも、詐欺に遭わないよう書きましたが、地方でのセミナーを終えて改めて感じたこととしてこのような詐欺事件が頻発しないような願い、再度投稿した次第です。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。