わが女房の祖父が、岡山・総社から上京し、大学を卒業後、旧内務省の役人となり、麹町の官舎を出て昭和3年に杉並に土地を借りて家を建ててから80年。地主も相続で2代変わり今年が更新の年になったが、借地契約の歴史を残念ながら継続することが不可能となり、等価交換により借地の50%を返還することになった。
返還するために、昭和3年に建てられた母屋を先週から解体しているが、解体を担当する現場の親方から初日の夕刻、「今日は良い埃を吸うことができました」と挨拶され、「うむ」と返答に困っていると「昔の職人さんは良い仕事をしてますね。40年前の建物なんて、床下は湿りがちで、シロアリもいますが、こちらの床下は湿り気など一切なく、本当に乾き切ったほこりだけです。日本の気候を本当によく分かった仕事ですよね。こんな仕事は久しぶりですよ」。これを聞いて、わが女房の祖父のことだが、心底誇りに思った次第。
来年には我が家を新築しなければならないのだが、昭和初期の大工さんが精魂こめて作った建物を解体したものとして、それに負けない国内の木材を使い、我々夫婦の3代後までが十分使える我が家を作ることを決意した次第。がんばります!! でも、先人の足跡を承継していくこと、本当に難しいと思う。
本日は、
事業承継支援室長の大滝二三男
が担当しました。
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